気がつくと10月になっていた。
前回のブログのアップからとてつもない長い時間が過ぎてしまった。
申し訳ない。
さて久々のブログを書くとするかな。
その前にBGM。
大好きなcaravanの新譜『Luck and Plluck』から「Live Your Life」。
BGMが決まったら、次はお酒だ。
さてさて、何にしようか、、、、、、
酒棚を探る、、、、、
奈良萬純米火入れを温めるとしよう。
ぬる燗あたりが良いだろう。
酒と音楽が決まったところで本文を書くとしよう。
渓流は10月からは自然保護の為に禁漁になる。
禁漁、つまりは釣りをするなということだ。
秋は山女魚(ヤマメ)や岩魚(イワナ)の産卵期にあたるからだ。
ちなみに実家の地域では山女魚のことを「エノハ」と呼ぶ。
正式には山女魚ではなく、アマゴなのだが、、、、
アマゴとはヤマメと見た目はたいして変わらないのだが、よく見ると体にちいさなオレンジ色の点々があるのだ。
禁漁が明けるのはネコヤナギの芽が出る頃の3月である。
3月の雪解け水の中、小さな小さな稚魚が流れの緩やかな淵などで泳いでいるのを見る事ができる。
禁漁期が近づくと山は色とりどりの紅葉が綺麗だが、どこか寂しい。
木によってはすっかり葉を落としてしまい枝だけになってしまっているのもある。
禁漁期の前の秋口に一人で山に入り山女魚を釣っていた時の事だ。
僕は気配を消して、そっと川岸に近づく。
釣り針にミミズを刺して小さな流れ込みに糸を落とし込む。
神経を竿先に集中させる。
竿先の一瞬の変化も見落とさないように。
その瞬間、誰かに見られている感じがした。
人など居ないはずの山奥でだ。
川の向こう岸を見るがもちろん誰も居ない。
おそるおそる振り返るとそこには、、、、、、、、、
木の上の野生の猿の親子がじっと僕のことを見ていた。
目が合う
目をそらす
静かにその場を立ち去る。
そこは彼らの土地だ。
野生に暮らす彼らの土地なんだ。
よそ者は人間なんだ。
もう20年以上も前の話しだ。
今ではあの綺麗な渓流はダムの底に眠っている。
あの時の猿の親子は元気だろうか?